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 42.危険を感じ断念した「待て待ての沢」 

不動の滝を見学し、塩の道に戻ります。ここからは虫川沿いに下って行きます。アスファルトの舗装ですのでスイスイと快調に歩けます。

道沿いの「三界万霊地蔵」、「虫川関所跡」、「白山社跡」、「子安地蔵」などを訪れながら行きますと、「待て待ての沢」というのがあって、ここに古道がありました 。「待て待ての沢」と言うのは、ここを通る通行人にお化けが出て「待て〜」と声をかけたことによる…、らしいです。そして、この「待て待ての沢」は渓谷となっていてゆる やかな川沿いの道も一気に断崖絶壁となる区間です。今は車も通れる林道になっていますが、昔は細い山道を越えて行ったのでしょう。

「三界万霊地蔵」。お参りして、さあ、出発だ。↓

虫川沿いの林道、その1。上流部。↓

虫川沿いの林道、その2。下の「こうずまた橋」で左岸に渡る。↓

虫川沿いの林道、その3。川沿いを歩く。↓

「虫川の関所跡」。↓

「子安地蔵」。↓

「待て待ての沢」の古道分岐。↓

道標と古道入口。↓

さて、入口との道標はあったのですが、その先が分かりにくくて道らしい道はなかったので、それらしき踏み跡を頼りに行きました。ところが、踏み跡もなくなり、下は断崖の 斜面に出ました。2メートルほど先には踏み跡らしきものがありますので、崩れた?のかもしれないと慎重に横切ってクリアしました。が、またまた、急勾配の斜面で 道というには程遠い場所に出ました。その先を見ても、危険がいっぱいの予感がして引き返すこととしました。難所のフスベより急な斜面です。下の道路まで4〜5メ ートル、フスベの姫川の断崖に比べれば、滑って落ちても命はなくなることはないでしょうが、骨折くらいはするかもしれません。
道を間違えた?のかもしれない、と思って、横の小さな沢沿いや上のルートなどを探してみましたが、分かりませんでした。結局、ここは断念し、林道を行くこととし ました。

踏み跡を頼りに行く。↓

下には林道が見える。↓

道がなくなった。危険な斜面。引き返す。↓

待て待ての沢の道路の崖。この上に古道があったのでしょうか。↓

待て待ての沢。崩れた道路。下には虫川が・・。↓

無理は禁物。怪我をしてはつまりません。それにしても、消化不良のようなものが残りました。他に道はあったのかも?・・、とか、道標は入口となっていた・・だか ら出口だったのかもしれない・・・、とか、いろいろ考えながら後にしました。注意してその先の出口を探して歩いたのですが、結局わからずじまい、ま、しょうがないですね 。また、機会があれば来てみましょう。
唯一、引き返した「待て待ての沢」の古道でした。

つづく・・・。

 42.危険を感じ断念した「待て待ての沢」 

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