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 37.須合へのみち 

「葛葉峠」を越えて、姫川沿いに平岩に下りてきた道は、次の目標は、「大峰峠」です。まず峠途中の須合(すごう)の集落に向かいますが塩の道は二通り残され ているようです。

一つは、平岩からそのまま大所川を渡って須合に向かう道。
もう一つは、大所川を遡り、大所経由でつり橋を渡って須合に向かう道。

思うに・・・、大所川をどうやって渡るか?・・・なのでしょう。
雪解けや梅雨のころは川も増水し渡ることは困難だったのでないでしょうか。冬場の水の少ないときは簡単に渡れる大所川も雪解けのころは上流まで迂回せざるを えなかった・・、んだろうと思います。
現在、大所の吊り橋は先にお話した平成7年の豪雨の際に流されてしまい渡ることは出来ません。

大所吊り橋跡。↓

対岸に見える須合への道。↓

従って、今回は、平岩からの古道を目指しました。
しばらくは県道を行きますが、途中より山道に分かれる・・とあるのですが、その入口が見つかりません。道標もなく何度か行ったり来たりで探してやっと見つけ ました。
道は荒れていました。陽の当たる場所は草やぶの中、山の中は道は比較的分かりやすいものの倒木で塞がれています。倒木を乗り越え、あるいは、くぐって行きま した。ま、大変でしたが、私にはアスファルトの道を歩くよりはずっとずっと面白いです。道の真ん中に野草が咲いていて避けたり観察したりで変化があります。こ の道ではホウチャクソウが目だっていました。
杉林を抜けて、棚田の跡のあぜ道に出たら、正面に須合の里が見えてきました。

さんざん探した古道の入口。分かりにくいですが斜めに登る細い道がそれです。↓

道なき道を行く…1。↓

道なき道を行く…2。↓

道なき道を行く…3。↓

倒れた道標。倒れていても道標があれば道の証し。↓

道には、いっぱいのホウチャクソウ。↓

棚田の跡の先に須合の集落が見えた。↓

須合から大所吊り橋に向かう道。道の真ん中にエンレイソウ。↓

須合から大所の吊り橋へ行く道は今回は行ってみませんでした。機会があれば歩いてみようと考えています。

つづく・・・。

 37.須合へのみち 

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